国家試験問題からの嚥下復習

摂食・嚥下リハビリテーションは医師、歯科医師、PT、OT、ST、管理栄養士(リハ栄養的アプローチ)等により実施され他職種が多く関わる。そのため、国家試験にも言語聴覚士国家試験以外でも出題されている。そのため、嚥下障害について問う問題を言語聴覚士国家試験以外から検索した。
104回歯科医師国家試験
109 摂食・嚥下障害で咽頭期に起因する症状はどれか。2つ選べ。
a むせる。
b 咀嚼に時間がかかる。
c 食事後に声が変化する。 d 口から食物がこぼれる。
e 食渣が口腔前庭に停滞する。
解 5期モデルに関する問題でありac以外は口腔期の問題が大きいと言える。

第44回理学療法士国家試験
午後問題65
脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。
1 急性期に高頻度にみられる
2 体位調整は誤嚥防止に役立つ
3 仮性球麻痺があると生じやすい
4 水はペーストよりも誤嚥しやすい
5 右側に咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる
解 これは明らかに5であり、右の咽頭麻痺では右を向く(回旋嚥下)使用する。

他にもあるが、このように摂食・嚥下障害は言語聴覚士以外の国家試験でも出題されていることからも、多くの職種が取り組むべき障害であることを国も認識しているのではないかと思われた。

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