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1月, 2011の投稿を表示しています

JSPEN in the world

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第26回日本静脈経腸栄養学会が2月17日・18日名古屋で行われる。 私も参加したかったが、予算・日程的都合で参加を見合わせた(残念!) それに関連して、最近「 リハビリテーション栄養ハンドブック 」という本が出版され、私も購入し早速読んでみた。  内容はサルコぺニアの条件や疾患別の栄養改善等について書かれており大変参考になった。 現在は将来、歯科医師になった後も摂食・嚥下リハ分野に携わりたいと考えているが、摂食・嚥下障害と栄養の観点からも 全身状態のみれる歯科医師 になれればと考えている。

理学療法士 言語聴覚士 国家試験について

 理学療法士と言語聴覚士国家試験が近付いている。 理学療法士:2月27日(合格率約90%) 言語聴覚士:2月19日(合格率約60%)  である。  私は両方受験しているが、感じることは理学療法士の受験対策本はとても充実していることである。基礎分野、専門分野別に対策本があり、かつ過去問解説も詳細である。  一方言語聴覚士はというと国家試験対策本は有名どころで、「 言語聴覚士国家試験過去問題3年間の解答と解説」 であり、バイブルのような存在である。  私が言語聴覚士を受験した際は「言語聴覚士指定講習会テキスト 第2版」を読めば大丈夫と言われていたが、今や言語聴覚士国家試験も一通りの知識だけでは通用しない時代となった。  理学療法士も国家試験対策本が多いということは、それだけの対策が必要であることを意味している。  「試験(特に国家試験)は 遅れてきたものは貧乏くじを引く(つまり落ちやすくなる) 」と何かの本に記載されていたが、本当に実感できる時代になったと言える。

咽頭反射の嚥下評価における臨床的意義

「 咽頭反射の嚥下評価における臨床的意義 」タイトルの論文に関してこちらから読むことができます。 ここで考えさせらることは2003年に公表されているのになかなか周囲の言語聴覚士に聞いても 知らないことである。  急性期病院は嚥下訓練をベッドサイドで実施することが多く、考え方では発展・応用も可能であると考えられる。  反射に関しては入力、出力の問題もあると考えられるので、一概に言えないがVF・VE未実施の病院、施設ではSAが起こっているのか分かりにくい。そのため咳テストやSSPT以外にも言語聴覚士が実施できる、より精度の高い嚥下評価構築は今後の課題かもしれない。    

言語聴覚士も呼吸理学療法を覚えた方がいい?

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 「 言語聴覚士 のための呼吸ケアとリハビリテーション 」という本があり、     その中で「 呼吸リハは呼吸に関する障害の回復、予防全般を目的にしている 」とある。  病院内で予防は難しいかもしれないが、障害の回復はセラピストが目指すところであり、必要性を感じる部分でもある。  一つの考え方であるが、呼吸と発声の関係は切ってもきれない以上、言語聴覚士も呼吸リハを覚えた方がよいのではと思う。  しかし、これもカリキュラムにない以上自分で勉強するしかないのが現状ではないだろうか。 また、呼吸理学療法を銘打ってるからには理学療法の一分野と考えることもでき、言語聴覚療法ではないと考える人もいると考えられる。  私自身は言語聴覚士と理学療法士を取得しているため、特に領域間の拘りはなく、嚥下障害者の呼吸機能低下がある場合、呼吸理学療法を実践していきたいと考えている。    

Mechanical ventilator 管理下の嚥下訓練

 急性期病院ではMechanical ventilator 管理下で嚥下訓練をする機会がある。 その場合、PEEP、PS、TV等を確認しながら嚥下訓練をする訳だが、残念ながらSTで呼吸器を 勉強する機会は多くない。 つきつめて考えると、嚥下訓練は言語聴覚療法か?という話題がよく上がる。  しかし、今や嚥下訓練をやらないSTがいる病院は皆無に近いのではないだろうかと思う。 そう考えると、嚥下障害と呼吸器の関連からもう少し実践的な呼吸器の学習が必要になるのではないだろうか。  今後のSTテーマとしてMechanical ventilator 管理下の嚥下訓練マニュアルやTV等と嚥下機能の関連性を考えられると思う。  私自身もこれから歯学を学習するが、呼吸器の知識は忘れないようにしたい。

Introduction to Adult Swallowing Disorders

先日、Michael E. Groher 先生の講演会で、先生の共著としてタイトルの本が紹介されていた。 しばらく前に購入していたが、全然読んでいなかったので、久しぶりに読んでみることにした。 内容は1章「嚥下障害とは」から始まり、     2章「正常嚥下」     3章「嚥下障害の徴候と症状」     4章「神経疾患患者の嚥下障害」     5章「嚥下障害と頭頚部癌」     6章「食道・食道咽頭接続部疾患」     7章「診察による評価」     8章「嚥下機能の検査法」     9章「治療上考慮すべき点」    10章「リハビリテーションによる治療戦略」    11章「嚥下障害と倫理」 とある。ここで一番考えさせられたのは、やっぱり訳者である藤島一郎先生の序文と思う。頭頚部の解釈は日本と米国では違う旨が記載されていた。英語論文を読むときは相手国の風習も考慮した上で読むとよいのかもと考えさせられた。

Michael E. Groher 先生講演会

東京国際フォーラムで行われたMichael E. Groher 先生講演会に私も、参加してきました。 そこで FOIS なるものを知りました。調べてみると、結構メジャーな評価なのですね。 改めて参考になりました。 http://neurorehai.blogspot.com/2010/09/functional-oral-intake-scalefois.html こちらに記載されておりますので、ご参照いただければと思います。 評価というと藤島先生のグレードをよく使用していますが、いろいろな評価があり 参考になりました!

英語とSLTA

英語の学習とSLTAの順番は関係しているのではなかろうか? これを考えたきっかけは先週、摂食嚥下関連の講演会に参加したあとである。 講師は外国人だったため、通訳がついたのだが同じ言語聴覚士ということで大変驚いた! その後、大前研一氏の本を読み、英語の勉強法に関する記載があった。 おおざっぱに話すとこんな感じだ。 「まず聞く、その後話す」 ん?これはSLTAの順番と同じではなかろうか。SLTAも聴く、話す、読む、書くの順になっている。 そう考えると、この順番は英語のみならず、失語症の訓練にも使えるかも!と考えるのであった。 ということで、今日からNEJMのPODCASTを聞こーっと。

開設しました!

今年で言語聴覚士取得7年目、理学療法士取得2年目で現在、言語聴覚士で勤務しています。 3日坊主なので、気が向いたら投稿します。お気楽にみていただければと思います。 よろしくお願いします!