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第109回歯科医師国家試験復習

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ようやく歯科医師国家試験が終了した。 受験した感想としては、考える問題が多く、難しかったと思われた。 合否発表(3月18日)まで時間があるため、少し今回の問題を復習しようと考えた。 下の写真は今回の問題で使用されたものである(D-20)。 「矢印のチューブが破損したときに考えられるものはどれか」が問われている。 a 換気不全 b 胃液の排出 c 吸入酸素濃度の低下  d 麻酔ガス濃度の上昇 e 口腔内分泌物の気管内への侵入 とあった。答えはa、eであるが、要はカフ圧が低い場合どうなるかということを聞いている。 昨年は、カフの留置位置が問われており、カフについての問題が続いている。 となると、来年あたりは、カフ圧が強すぎるとどうなる(反回神経圧迫による嗄声を誘発)とか、サイドチューブの役割(カフ上部の分泌物等の吸引)とか聞かれる可能性もある。 また、今年は気管切開の切開線の位置が問われたりと、音声障害に関する知識が段々増えている印象を受けた。