非経口栄養患者の誤嚥性肺炎予防
ようやく、前期試験も終わり一段落しました。
自分の摂食・嚥下リハの知識・技術を少しずつですが、UPDATEしていこうと思います。
JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATIONに「非経口栄養患者の誤嚥性肺炎予防」片桐伯真, 中村智之 20(9): 826 -831, 2011.が掲載されている。
要旨は 「Q1 非経口栄養患者の誤嚥性肺炎の特徴は?」 非経口摂取状態での誤嚥性肺炎の原因には, 主として慢性的な唾液誤嚥に伴う口腔内細菌等によるいわゆる誤嚥性肺炎と, 胃食道逆流に伴う胃酸による化学性肺炎(メンデルソン症候群)があり, 両者は重複する場合もある.
「Q2 誤嚥性肺炎予防の内容は?」
誤嚥の原因である逆流予防として適切な注入法の選択や経腸栄養剤の半固形化, 注入時や注入後の体位の設定等がある. また, 唾液の慢性誤嚥に対する肺炎発症予防として, 口腔ケア, 嚥下訓練, 薬物療法等がある.
「Q3 早期に誤嚥性肺炎を発見するためのポイントは?」
リスクにつながる長期臥床状態, 低栄養状態, 基礎疾患の有無, 繰り返す肺炎の既往, 上部消化管術後等がベースにある場合を中心に, こまめに口腔内の汚染, 呼吸器症状, 熱型をチェックし, 問題があれば血液検査や胸部X線, 場合によっては胸部CT等で評価していく.
よくあるのが、監視下レベルでゼリーを食べていたが、炎症値が上昇してくると原因が、誤嚥によるものなのか、尿路感染症や消化器感染症によるものなのか分からないまま、誤嚥疑いのため経口摂食がストップになることがある。一度経口摂食をストップしてしまうと再開の判断に時間を要し結局経口摂食をしないまま転院をという事態の考えられる。
現在、非経口摂食であっても、摂食・嚥下リハの介入は必要であるし、また院内で必要と思われる環境を作ることが重要と思われた。
自分の摂食・嚥下リハの知識・技術を少しずつですが、UPDATEしていこうと思います。
JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATIONに「非経口栄養患者の誤嚥性肺炎予防」片桐伯真, 中村智之 20(9): 826 -831, 2011.が掲載されている。
要旨は 「Q1 非経口栄養患者の誤嚥性肺炎の特徴は?」 非経口摂取状態での誤嚥性肺炎の原因には, 主として慢性的な唾液誤嚥に伴う口腔内細菌等によるいわゆる誤嚥性肺炎と, 胃食道逆流に伴う胃酸による化学性肺炎(メンデルソン症候群)があり, 両者は重複する場合もある.
「Q2 誤嚥性肺炎予防の内容は?」
誤嚥の原因である逆流予防として適切な注入法の選択や経腸栄養剤の半固形化, 注入時や注入後の体位の設定等がある. また, 唾液の慢性誤嚥に対する肺炎発症予防として, 口腔ケア, 嚥下訓練, 薬物療法等がある.
「Q3 早期に誤嚥性肺炎を発見するためのポイントは?」
リスクにつながる長期臥床状態, 低栄養状態, 基礎疾患の有無, 繰り返す肺炎の既往, 上部消化管術後等がベースにある場合を中心に, こまめに口腔内の汚染, 呼吸器症状, 熱型をチェックし, 問題があれば血液検査や胸部X線, 場合によっては胸部CT等で評価していく.
よくあるのが、監視下レベルでゼリーを食べていたが、炎症値が上昇してくると原因が、誤嚥によるものなのか、尿路感染症や消化器感染症によるものなのか分からないまま、誤嚥疑いのため経口摂食がストップになることがある。一度経口摂食をストップしてしまうと再開の判断に時間を要し結局経口摂食をしないまま転院をという事態の考えられる。
現在、非経口摂食であっても、摂食・嚥下リハの介入は必要であるし、また院内で必要と思われる環境を作ることが重要と思われた。
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