ネーザルハイフローの口腔加湿の有効性について
ICUとCCUに「ネーザルハイフローの口腔加湿の有効性について」(新福留理惠, 篠崎正博 39(4): 251-254, 2015.)が掲載されている。
要旨は「ネーザルハイフローとNPPV・呼吸器, 中濃度マスク・カヌラ装着前後での□腔内水分量の比較およびROAGスケールでの比較を行った. □腔内水分量は, NHFとNPPV, 呼吸器, 中濃度マスク, カヌラのそれぞれの間で有意に高かった. しかしながら, 口腔内環境の改善には有意差が認められなかった. NHFは他の酸素デバイスと比較し, 口腔内水分量が増加し口腔ケアに有効であることを示唆した. 」と述べている。
今回の論文では、NHF(Nasal High Flow)はNPPV、呼吸器、中濃度マスク、カヌラよりも口腔内水分量は有意であったが、ROAGでは有意差を認めなかったとのことであった。
口腔内の水分量がある程度保たれているのであれば、ROAG全体では有意差がなかったにもしても、項目ごとにみれば何かしらの差がある可能性も考えられる。
現在、ベッドサイドで口腔ケアを実施する機会があるため、NHF、他の呼吸器を装着している方の口腔内の違いについて意識していきたいと思う。
要旨は「ネーザルハイフローとNPPV・呼吸器, 中濃度マスク・カヌラ装着前後での□腔内水分量の比較およびROAGスケールでの比較を行った. □腔内水分量は, NHFとNPPV, 呼吸器, 中濃度マスク, カヌラのそれぞれの間で有意に高かった. しかしながら, 口腔内環境の改善には有意差が認められなかった. NHFは他の酸素デバイスと比較し, 口腔内水分量が増加し口腔ケアに有効であることを示唆した. 」と述べている。
今回の論文では、NHF(Nasal High Flow)はNPPV、呼吸器、中濃度マスク、カヌラよりも口腔内水分量は有意であったが、ROAGでは有意差を認めなかったとのことであった。
口腔内の水分量がある程度保たれているのであれば、ROAG全体では有意差がなかったにもしても、項目ごとにみれば何かしらの差がある可能性も考えられる。
現在、ベッドサイドで口腔ケアを実施する機会があるため、NHF、他の呼吸器を装着している方の口腔内の違いについて意識していきたいと思う。
コメント
コメントを投稿