OHATを用いたロ腔ケアにおける効果的な医科歯科連携

治療に「OHATを用いたロ腔ケアにおける効果的な医科歯科連携」(松尾浩一郎,荒井昌海104(3): 287-291, 2022.)が掲載されている。


要旨は「口腔ケアは, 重要な感染対策の1つとして認識されるようになった. 日常の医療・介護現場において, 主体的に口腔ケアを行うのは看護・介護職種である一方, 歯科専門職種が口腔衛生管理を行うことで, ケアの質が高まることは間違いない. そこで, 看護師が行う日常的な口腔ケアと歯科衛生士が行う専門的な口腔ケアとの役割分担を明確にし, 職種間の連携を強くすることで, 口腔ケアの質と効率を高めることが可能となる.」と述べている。

全身の健康管理において、口腔内の清潔の維持は不可欠な要素である。口腔ケアは主に歯科やリハビリテーションの専門家により実施されるが、患者の意識レベルに応じてケアの方法は変化する。このバリエーションを管理し、標準化するために、口腔アセスメントツール「OHAT」が有効である。OHATは、医療従事者間での口腔ケアに関する共通認識の形成を促進する。私も口腔ケア専門職として、OHATを活用し、他職種と連携しつつ、患者の口腔管理を実施することを目指していきたい。

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