がん口腔ケア取組み
日本歯科衛生学会雑誌に「歯科病棟での術前術後専門的口腔衛生処置の取り組み」(森和代, 鉛山光世, 福重雅美, 北上真由美, 帆北友紀, 神之田理恵, 田島香菜, 寺尾寿子, 坂元香代子, 川原三和, 中禮ゆかり, 徳田さおり, 下田平貴子6(1): 185-185, 2011.)が掲載されている。
要旨は「術前・術後の専門的口腔ケアは, 術後感染, 術後肺炎等の予防効果があり, 患者への侵襲や医療費の軽減, 入院在日数の短縮など様々なメリットがあると言われている. 平成22年度診療報酬改正では, 入院患者の術後の口腔ケアが「術後専門的口腔衛生処置(1口腔につき)」として新設され算定できるようになった. これに伴い, 当院では, 入院直後から退院までの継続的な口腔ケアのシステムの見直しを行った. 今回, 入院患者の専門的口腔衛生処置の介入から管理においての取り組みを報告する. 【対象および方法】 2010年5月から2011年3月に口腔ケアを行った当院歯科病棟患者69名(悪性腫瘍患者47名, 顎骨折・外科矯正患者16名, その他6名)であった. 術前から退院までの口腔ケア介入患者数は延べ283名であった. 術後専門的口腔衛生処置の新設に伴い, 当院では患者の術後感染, 術後肺炎, 精神的及び肉体的苦痛緩和のために歯科医師, 看護部門, 歯科衛生部門, 事務部門が入院から退院までの口腔ケアの流れや連携についてのカンファレンスをもち, チーム医療の見直しを行った. 」述べている。
専門的口腔ケアは誤嚥性肺炎予防効果だけではなく、緩和ケアの一環としての意味合いを持つ。そのため、積極的介入が望ましいと考えられる。しかし、がん病棟といった臨床現場では業務の多忙につき口腔ケアまで手が回らないことが散見される。そのため、口腔に関わる専門職(歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士等)の介入が重要であると考える。私自身もがん口腔ケアに対する知識がまだ不足なため、今後勉強していきたい。
要旨は「術前・術後の専門的口腔ケアは, 術後感染, 術後肺炎等の予防効果があり, 患者への侵襲や医療費の軽減, 入院在日数の短縮など様々なメリットがあると言われている. 平成22年度診療報酬改正では, 入院患者の術後の口腔ケアが「術後専門的口腔衛生処置(1口腔につき)」として新設され算定できるようになった. これに伴い, 当院では, 入院直後から退院までの継続的な口腔ケアのシステムの見直しを行った. 今回, 入院患者の専門的口腔衛生処置の介入から管理においての取り組みを報告する. 【対象および方法】 2010年5月から2011年3月に口腔ケアを行った当院歯科病棟患者69名(悪性腫瘍患者47名, 顎骨折・外科矯正患者16名, その他6名)であった. 術前から退院までの口腔ケア介入患者数は延べ283名であった. 術後専門的口腔衛生処置の新設に伴い, 当院では患者の術後感染, 術後肺炎, 精神的及び肉体的苦痛緩和のために歯科医師, 看護部門, 歯科衛生部門, 事務部門が入院から退院までの口腔ケアの流れや連携についてのカンファレンスをもち, チーム医療の見直しを行った. 」述べている。
専門的口腔ケアは誤嚥性肺炎予防効果だけではなく、緩和ケアの一環としての意味合いを持つ。そのため、積極的介入が望ましいと考えられる。しかし、がん病棟といった臨床現場では業務の多忙につき口腔ケアまで手が回らないことが散見される。そのため、口腔に関わる専門職(歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士等)の介入が重要であると考える。私自身もがん口腔ケアに対する知識がまだ不足なため、今後勉強していきたい。
コメント
コメントを投稿