研究における対象者選択
理学療法に「対象者をどうやって選ぶか? データを取る方法の問題を考えてみよう」(日高正巳28(3): 496-503, 2011. )が掲載されている。
要旨は「1. 全数調査以外の研究は, 抽出された標本の特性から母集団の特性を推測するために行うものであり, 対象者を的確に選ぶことができているか否かが研究の成否を左右する. 2. 対象者を選択するには, 研究目的に応じて取り込み基準と除外基準を明確にし, 選択バイアス, 交絡を考慮することが必要である. 3. 調査研究では回収率を上げることが求められ, そのためには, 依頼状, 督促状などの丁寧な連絡方法が役立つ. 4. 対象者が思うように集まらず少数の場合には, 結果の統計処理ならびに解釈においてその点を考慮する必要があり, その研究を予備研究としてその後の研究につなげることが大切である.」と述べている。
文中では、対象者が思うように集まらないことについても、「外れ値を示す対象者のように,理学療法が対象とするのは一個人である.無作為化比較対照研究が重視される時代となってきているが,その一方で,1例1例を詳細に検討するケーススタディも極めて重要であり,理学療法研究の基本であることは間違いないだろう.」と述べている。
まずは自分が担当した貴重な経験を発表(シングルケーススタディ)から始め、次に群間比較研究につなげていけば、研究法の理解も進んでいくと思われた。
要旨は「1. 全数調査以外の研究は, 抽出された標本の特性から母集団の特性を推測するために行うものであり, 対象者を的確に選ぶことができているか否かが研究の成否を左右する. 2. 対象者を選択するには, 研究目的に応じて取り込み基準と除外基準を明確にし, 選択バイアス, 交絡を考慮することが必要である. 3. 調査研究では回収率を上げることが求められ, そのためには, 依頼状, 督促状などの丁寧な連絡方法が役立つ. 4. 対象者が思うように集まらず少数の場合には, 結果の統計処理ならびに解釈においてその点を考慮する必要があり, その研究を予備研究としてその後の研究につなげることが大切である.」と述べている。
文中では、対象者が思うように集まらないことについても、「外れ値を示す対象者のように,理学療法が対象とするのは一個人である.無作為化比較対照研究が重視される時代となってきているが,その一方で,1例1例を詳細に検討するケーススタディも極めて重要であり,理学療法研究の基本であることは間違いないだろう.」と述べている。
まずは自分が担当した貴重な経験を発表(シングルケーススタディ)から始め、次に群間比較研究につなげていけば、研究法の理解も進んでいくと思われた。
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