研究テーマの決め方
昨日に引き続き研究方法の文献である。
理学療法に「研究テーマの決め方」(古名丈人 27(11): 1343-1348, 2010.)が掲載されている。
要旨は「1. 研究を始めるためには, まず研究プロセスの理解と研究リテラシーの醸成が必要である. 2. 良い研究仮説を構築するにはPICOTを利用するとよい. 3. 良い研究仮説か否かを確認するにはFINERが利用できる. 4. 研究を行っていくには自身の研究に関する時間的・空間的理解が大切である.」と述べている。
昨日はPECOについて記載したが、PICOTというのもあり、P:populationもしくはpatients(患者または対象者),I:intervention(介入),C:comparison(比較),O:outcome(帰結),T:time frame(時間的枠組み)である。ちなみにFINERは,F:feasible(実行可能性),I:interesting(興味・関心),N:novel((広い意味での新規性),E:ethical(倫理),R:relevant(科学的意味,臨床的意義・関連)である。
ここで、セラピスト別研究について考えてみると、理学療法士や作業療法は関連本として、「理学療法」「PTジャーナル」「OTジャーナル」といった雑誌があるが、言語聴覚士関連では協会誌「言語聴覚療法」(一応定価が記載されているが、まず書店に置いてない)のみである。また、言語聴覚士は大卒2年課程もあり、この課程で自己の経験上卒業研究をするのは大変である。そのため、言語聴覚士が研究法を学ぶ機会は少なく、卒後研究も個人の意欲と力量によるところが大きいと言える。この状況から考えると、リハ科内で研究法を熟知した者(リハ科医師等)が定期的に講習会を行い、卒後も研究法を学ぶ機会を継続することが重要と思われた。
理学療法に「研究テーマの決め方」(古名丈人 27(11): 1343-1348, 2010.)が掲載されている。
要旨は「1. 研究を始めるためには, まず研究プロセスの理解と研究リテラシーの醸成が必要である. 2. 良い研究仮説を構築するにはPICOTを利用するとよい. 3. 良い研究仮説か否かを確認するにはFINERが利用できる. 4. 研究を行っていくには自身の研究に関する時間的・空間的理解が大切である.」と述べている。
昨日はPECOについて記載したが、PICOTというのもあり、P:populationもしくはpatients(患者または対象者),I:intervention(介入),C:comparison(比較),O:outcome(帰結),T:time frame(時間的枠組み)である。ちなみにFINERは,F:feasible(実行可能性),I:interesting(興味・関心),N:novel((広い意味での新規性),E:ethical(倫理),R:relevant(科学的意味,臨床的意義・関連)である。
ここで、セラピスト別研究について考えてみると、理学療法士や作業療法は関連本として、「理学療法」「PTジャーナル」「OTジャーナル」といった雑誌があるが、言語聴覚士関連では協会誌「言語聴覚療法」(一応定価が記載されているが、まず書店に置いてない)のみである。また、言語聴覚士は大卒2年課程もあり、この課程で自己の経験上卒業研究をするのは大変である。そのため、言語聴覚士が研究法を学ぶ機会は少なく、卒後研究も個人の意欲と力量によるところが大きいと言える。この状況から考えると、リハ科内で研究法を熟知した者(リハ科医師等)が定期的に講習会を行い、卒後も研究法を学ぶ機会を継続することが重要と思われた。
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