医科歯科連携2
Geriatric Medicineに「高齢者医療現場での歯科医科連携」(渡邊裕, 47(12) : 1569-1574, 2009)が掲載されている。
要旨は、「最近, 摂食・嚥下障害への対応や様々な疾患の治療を行っている患者への口腔管理を行うことで医科と連携し, 存在を示してきている病院歯科がある. 摂食・嚥下障害への対応は誤嚥や低栄養を防ぎ, 誤嚥性肺炎やそのほかの疾病の予防や治療に貢献し, 合併症なく早期退院を達成させることができる. また, がんや糖尿病など様々な疾患において, 歯科による口腔管理の有用性も明らかになってきており, 医療が高度になるほど, 歯科医科の連携は重要となってきている. 今後, 歯科がその専門性をもって医科と連携していくことは, 医師や看護師の負担を軽減し, 高齢者に安全と安心の医療を提供し, その生活と生命を支えることにつながると思われる」と述べている。
文中で関心を持ったのは、歯科は「う蝕や歯周病,義歯の治療といった形態回復医療から,摂食・嚥下機能などの機能回復医療へ転換することを促されたのである.」とある。
ここで、考えられることは、例えば病院内で実施される摂食機能療法について、院内歯科医師が指導、管理することで機能療法に貢献できるのではないかということである。
極端な話をすれば、評価・実施計画書を歯科医師が作成し、実施は言語聴覚士や看護師が実践し歯科医師はマネジメントするのも一つの方法である。
自分が歯科医師になる頃の医科歯科連携に注目していきたいと思う。
要旨は、「最近, 摂食・嚥下障害への対応や様々な疾患の治療を行っている患者への口腔管理を行うことで医科と連携し, 存在を示してきている病院歯科がある. 摂食・嚥下障害への対応は誤嚥や低栄養を防ぎ, 誤嚥性肺炎やそのほかの疾病の予防や治療に貢献し, 合併症なく早期退院を達成させることができる. また, がんや糖尿病など様々な疾患において, 歯科による口腔管理の有用性も明らかになってきており, 医療が高度になるほど, 歯科医科の連携は重要となってきている. 今後, 歯科がその専門性をもって医科と連携していくことは, 医師や看護師の負担を軽減し, 高齢者に安全と安心の医療を提供し, その生活と生命を支えることにつながると思われる」と述べている。
文中で関心を持ったのは、歯科は「う蝕や歯周病,義歯の治療といった形態回復医療から,摂食・嚥下機能などの機能回復医療へ転換することを促されたのである.」とある。
ここで、考えられることは、例えば病院内で実施される摂食機能療法について、院内歯科医師が指導、管理することで機能療法に貢献できるのではないかということである。
極端な話をすれば、評価・実施計画書を歯科医師が作成し、実施は言語聴覚士や看護師が実践し歯科医師はマネジメントするのも一つの方法である。
自分が歯科医師になる頃の医科歯科連携に注目していきたいと思う。
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