respiratory disease and dementia
老年精神医学雑誌に「呼吸器疾患と認知症」(服部久弥子, 木田厚瑞, 弦間昭彦, 21(3) : 289-296, 2010)が掲載されている。
内容は、「わが国の統計局の公表によれば,2010年1月1日現在,65歳以上の高齢者は2911万人と推計され,全人口に対する割合は22.8%となっている.この高齢者人口の増加は,いわゆる“ベビーブーム”世代が高齢化していく際には,さらに加速する.この高齢化の波は世界的にみられており,今世紀中に世界各地で60歳以上の人口が全人口の1/3に達すると予測されており,世紀のなかばまでに,日本・オセアニアの98%,および中国の地域の69%でこの域に達するもの
と考えられている.
こうして高齢化が進むなか,慢性疾患をもつ患者数も増加し,医療費や公共医療の必要性の増加が問題となってきており,なかでも呼吸器疾患の社会的重要性は高まってきている.気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんなどの罹患数死亡者数は年々増加し,世界保健機関(WHO)の予測では,2020年の死亡原因の第3位がCOPD,第4位が下部呼吸器感染症,第5位が肺がん,第7位が肺結核と予測されている.」と述べており、加齢に従い呼吸器疾患が増加することを示している。
呼吸器疾患と認知症の関連については、①呼吸管理手技が困難②アドヒアランスの問題から吸入療法が困難③できるかぎりスぺーサーを用いた方がよいことが記載されている。
嚥下機能、呼吸器疾患と認知症が関連していることはこれまでの報告より分かっているが、具体的数値関連レベルでは成書の記載が少ない印象を受ける。
私自身も更に文献を読み調べていきたい。
内容は、「わが国の統計局の公表によれば,2010年1月1日現在,65歳以上の高齢者は2911万人と推計され,全人口に対する割合は22.8%となっている.この高齢者人口の増加は,いわゆる“ベビーブーム”世代が高齢化していく際には,さらに加速する.この高齢化の波は世界的にみられており,今世紀中に世界各地で60歳以上の人口が全人口の1/3に達すると予測されており,世紀のなかばまでに,日本・オセアニアの98%,および中国の地域の69%でこの域に達するもの
と考えられている.
こうして高齢化が進むなか,慢性疾患をもつ患者数も増加し,医療費や公共医療の必要性の増加が問題となってきており,なかでも呼吸器疾患の社会的重要性は高まってきている.気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんなどの罹患数死亡者数は年々増加し,世界保健機関(WHO)の予測では,2020年の死亡原因の第3位がCOPD,第4位が下部呼吸器感染症,第5位が肺がん,第7位が肺結核と予測されている.」と述べており、加齢に従い呼吸器疾患が増加することを示している。
呼吸器疾患と認知症の関連については、①呼吸管理手技が困難②アドヒアランスの問題から吸入療法が困難③できるかぎりスぺーサーを用いた方がよいことが記載されている。
嚥下機能、呼吸器疾患と認知症が関連していることはこれまでの報告より分かっているが、具体的数値関連レベルでは成書の記載が少ない印象を受ける。
私自身も更に文献を読み調べていきたい。
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