セラピストと顔面神経検査2
再び「耳鼻咽喉科検査マニュアル」に記載されている。顔面表情の検査について触れたい。
嚥下評価で顔面神経検査を実施する時は、口角からの涎や摂食時の食塊残渣について評価することが多い。以前gross systemとregional systemについて、触れたが、顔全体の評価法であるgross systemを再度確認したいと思う。gross systemは1955年、Botmanらにより提唱された評価法である。
1 0度:顔面表情運動正常
2 1度:軽度麻痺(静止時異常なし。運動時軽い麻痺が出現。閉眼可能)
3 2度:中等度麻痺(静止時には顔面の非対称はなく、会話のとき、笑ったときに顔面の非対称が
目立つ。閉眼可能)
4 3度:静止時にも顔面の非対称があり、表情運動の機能不全は高度である。
5 4度:完全麻痺(顔面の緊張はなく、顔面表情運動の機能もない)
以上の5段階評価である。
現在は、改良版である6段階(House-Brackmann法)で使用されることが多い。
耳鼻科領域では聴神経腫瘍手術後の麻痺評価に使用されることが多いとのことであるが、摂食嚥下評価では、大まかな顔面神経麻痺の有無で使用されていると考えられる。
嚥下評価で顔面神経検査を実施する時は、口角からの涎や摂食時の食塊残渣について評価することが多い。以前gross systemとregional systemについて、触れたが、顔全体の評価法であるgross systemを再度確認したいと思う。gross systemは1955年、Botmanらにより提唱された評価法である。
1 0度:顔面表情運動正常
2 1度:軽度麻痺(静止時異常なし。運動時軽い麻痺が出現。閉眼可能)
3 2度:中等度麻痺(静止時には顔面の非対称はなく、会話のとき、笑ったときに顔面の非対称が
目立つ。閉眼可能)
4 3度:静止時にも顔面の非対称があり、表情運動の機能不全は高度である。
5 4度:完全麻痺(顔面の緊張はなく、顔面表情運動の機能もない)
以上の5段階評価である。
現在は、改良版である6段階(House-Brackmann法)で使用されることが多い。
耳鼻科領域では聴神経腫瘍手術後の麻痺評価に使用されることが多いとのことであるが、摂食嚥下評価では、大まかな顔面神経麻痺の有無で使用されていると考えられる。
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