言語聴覚士国家試験対策 構音検査

構音は単に調音の問題のみならず、肺から呼気流のエネルギーが発声運動により声帯振動を励起して生成された音声(喉頭原音)は、そこより上方にある咽頭腔、口腔、鼻咽腔をを含む声道において、構音器官の位置や形状の変化に従い音響学的修飾により音波となり、「はなしことば」になる。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の検査マニュアル」より。
http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=33490
「はなしことば」の検査で音響分析があるが、文系と思って言語聴覚士養成校に入学する学生が一番苦手なものが多分、音響学と言語学である。両方理系科目であり、私自身理解に難渋した。
音響分析で重要な点はこのマニュアルに記載されているように、鼻咽腔閉鎖不全では音声信号エネルギー全体が減衰し、ホルマントの帯域幅が大きくなることである。忘れないようにしたい。

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